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菊地武男靴工房 靴職人紹介
「菊地武男靴工房」を支える靴職人達の素顔をご紹介します。
第8回 仕上げ担当  堀 清二
第8回 仕上げ担当  堀 清二
― 靴職人になろう(この仕事をしよう)と思ったきっかけは?
中学卒業後の進路は、高校じゃなく就職希望だったんだよね。先生が職安から何社かピックアップしてきて、親が家の近くにある会社を3つ、4つ選んだんだ。1番最初に面接したのがこの会社。前社長の智恵子社長と親と自分と3人で面接したんだよ。定時制に通ってる自分と同じぐらいの歳の人がたくさんいたし、「1日だけ体験入社してみて」って言われたから、他の所の面接は受けないでここに決めたんだ。
― 靴作りで一番苦労したことと嬉しかったことは?

入社した頃が一番苦労というか、辛かったかな・・・。入社した時から仕上げの仕事だったんだけど、メインの仕事はやらせてもらえなかったんだ。一日中靴の中に詰める紙を丸めてたこともあるよ。日が経つにつれて、中底ののり塗りしたり、中敷を敷かせてもらえるようになったんだけど、この中敷を敷くのに先輩によく怒られたんだ。中敷の敷き方が悪くても怒られるし、ちゃんと敷けてるか確認してたら「拝んでてもダメでしょ!」って怒られるし、どうすればいいのか分からない時期があったな・・・
嬉しかったことは、そのよく怒られてた先輩から褒められたことかな。製甲の仕事を3ヶ月だけした時があって、仕上げの仕事に戻った時、中敷がうまく敷けたんだよね。そうしたらその先輩が「ずっと仕上げの仕事してなかったのに、うまく出来るじゃない。」って言ってくれたんだ。あの時は嬉しかったなぁ。
― 職人(作り手)から見た「菊地武男の靴」「菊地の靴®」の素晴らしさとは?

履いたことはないけど、やっぱり何と言っても履き心地でしょう。うちの一番の売りだしね。昔も今も良い革を使ってるんだけど、昔は今よりももっと良い革だったんだよ。すぐツヤが出たしね。今は試行錯誤してもなかなか昔のようにツヤが出なくて大変!
― 「菊地武男の靴」「菊地の靴®」の中から作り手として一つ選ぶとしたら?

No.295-02かな。今はやってないデザインなんだけど、この会社に入って初めて中敷を敷かせてもらった靴がこの295-02なんだ。当時生産していた靴の中では、この靴の中敷が敷きやすかったからなんだ。

― 靴職人を目指す人へ何か一言

何十年同じ仕事をやってても自分みたいにまだ職人になれていない人もいるから、とにかく若いうちに仕事を始めて、根気強く続ければいつか職人になれるんじゃないかな。自分にとって職人て、分からないことがなくなったり、悩まなかったり、全てが完璧になったら職人になるのかな、って思うんだよね。でも革は常に変わるし、デザインも変わるからその度悩むけどね。だからゴールがない仕事なのかも。でも怒られても辛くても、続けてきたからこそ、今上手に出来るようになったっていう自分の経験から言うと、やっぱり何事にも根気強く続けることだね。

― お客様に対して一言

販売員が勧めても意見として聞くだけにしてください。やっぱり自分が履いていい、って思うものが自分に合っているんだと思います。とにかく試し履きをしてちゃんと大丈夫、と確認した上で買ってください。

― 社長へ一言

不景気ですけど、社長としての仕事、頑張ってください。
295-02
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